いのちの授業@東京女学館中等部

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薔薇を見ると母校を思い出します

 

613日 毎年恒例となりました母校での「いのちの授業」を行いました。

中学3年生全員に向けての授業は、教師の大変さを垣間見る体験です。

 

事前のアンケートでは、昨年の311のテレビ報道から「いのち」や「死」について深く考えさせられた、との意見が散見されました。一方、死については「考えても仕方がない」「人は皆死ぬのだから怖いとは思わない」という意見がありました。死が怖いと思う人は 65 と前回と同じ割合でした。

 

 

授業後のアンケートでは、以下のような感想を頂きました。

 

 

・私は死ぬことが怖いと思っていましたが、65%ぐらいの人だけと聞いて少し驚きました。

 

・私は死について全然考えたことがなかったので、「死ぬのが怖い」と答えた人が60%以上いたことに驚きでした。

 

・祖父が亡くなった時のことを両親と話した。両親がどんな気持ちで介護をしていたのか、祖父がどんな気持ちで闘病していたのかを知ることができました。

 

・祖母が亡くなった時、天使の時間だと思う時間がありました。天使の時間は、無くなる前の人だけでなく、それに立ち会えた人にとっても天使の時間なんだと考えました

 

・「よりよく生きるための5つのTODOリスト」の中の「自分を幸せにする=Be Happy」という言葉が印象に残りました。今まで私はずっとネガティブで自分自身を気づ付けたりしたこともありました。でも、これからは自分を幸せにしたいと思います。

 

・私は死についてあまり考えたことはなかたけれど、単に「死=怖い」というイメージを持っていました。でも、話を聞いて、もっときちんと考えるべきだと思いました。

 

・私は「死ぬことについてあまり考えたことがありません。死ぬことが怖いか?と聞かれても何と答えればいいか分かりません。でもお話を聞いて、そのことに向き合ってみようかなと思えるようになりました。私は、今まで「死ぬ」という言葉から逃げていたのかもしれません。

 

・天使の時間の話を聞いたとき、自分が死ぬときのことなどを考えてしまいました。こんなに自分の死について考えたことは、初めてでした。

 

・亡くなる直前のおばあちゃんに、私は「ありがとう」、とは言いませんでした。亡くなることを認めてしまうような気がしたからです。でも、今では後悔しています。例え意識がなくても、生きているうちに伝えれば良かった。これから死ぬ人がいれば、私はその死を認め、生きているうちに思いを伝えたいです。

 

・私はもし誰かが病気になってしまったら、ちゃんと病院に通って「天使の時間」にその人と過ごしたいです。

 

・今の私は親に反抗ばかりしてしまって、感謝の気持ちをきちんと伝えられていません。しかし、本当にありがとうと伝えたい人に伝えられないで死んでいくのは私だったらとても辛いです。今日の話を聞いて、感謝の気持ちをちゃんと親に伝えたいなと思いました。

 

・「死ぬのが怖い」→死に近い仕事をしてみよう→看護師になる という発想がすごいと思いました。私の将来について深く考える時間になりました。

 

・私は医師になりたいと思っています。今まで、人の命を救うことだけが医師の仕事だと思っていました。でも、今回の授業でそれだけではないと気付きました。人の幸せは人それぞれで、生きるだけが全ての人にとっての幸せではないと気付くことが出来ました。

 

・授業を受ける前は、死について考えると恐怖にさなまれていたけれど、聞いた後は恐怖というものはほとんどなく、本当に死と対等に向き合えたのではないかと思います。

 

 

 

授業を担当して下さる先生と講演後に死生観について話し合う機会が毎年あります。医療関係者以外の方々と、フランクに生死について語り合う機会があるということも、私自身の死生観を形作っていることを感じます。