2009年9月アーカイブ

マークを着けるということ

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皆さんは、マタニティマークやハート・プラスマークを着けている人を実際に目にしたことがありますか?

例えば電車内で、そうしたマークを着けた方を見かけた時、積極的に席を譲るために声を掛けることはできるでしょうか。

もしも声を掛けない、という方がいらした場合、理由は何でしょうか?疲れ切っていて、席を譲る余裕が自分にない、良いことをするのは何となく気恥かしい、普段の疲れがたまっていて、席に座ったら最後降りる駅まで目を覚ますことはない、マークを着けている人の辛さが想像できない、などが考えられるように思います。

先日、マタニティーマーク 浸透まだ 妊婦半数「役立たない」という記事を読みました。記事内で、

> 目指したいのは、具合が悪そうな人に気軽に声をかけられる社会の構築で、マークは一つ
> の手段。他人を思いやる余裕のない働き方を見直すなど、総合的な取り組みが必要では。

という下りが印象的でした。

また、内部障害「ハート・プラスマーク」をご存じですか? という記事には、下記の文章がありました。

>堂々と、病人であることを告げて席を譲ってもらう習慣がある国もあるらしいが、日本では
>自らが何らかの疾患を抱えていることを告げて、席を譲ってもらうことに抵抗を感じる人は
>多い。人によっては、家族に病名を告げることさえもできずに悩んでいたり、他人に知ら
>れることを家族に反対されている場合もあり、席を譲ってもらうという行為でさえも、常に
>不快な思いをする人も少なくない。

マークを着けること。それは、周囲の方に着けている人の状況を分かってもらい、労わってもらう、ということが目的の一つです。しかし、それと同時に勇気を持ってマークを着けることで、社会を変えていこうという積極的な行動でもあると思います。

次にマークを目にした時、自分は何が出来るだろうか。
そして、もしも自分がマークを身に着ける状況になった時、どんな行動を取るだろうか?
小さなマークが、一人一人に多くのことを考えさせます。 y.i

意思決定支援

このセミナーは、医療コーディネーターのエッセンスである患者の納得のいく意思決定支援を学ぶものです。実際の事例を元にした参加型の形式であり、実践に生かせる内容となっております。また、医療を受ける立場(患者さんやそのご家族)の方々の忌憚のない意見を聞く機会も設けており、当事者の視点に根差したものとなっております。

以下詳細です。転載は自由です。

≪セミナースケジュール≫

12/5(土)  10:00 - 16:30

10:00-11:00 患者が悩む意思決定ベスト5

 『もっといい治療はないか?』
 『私が受けたい治療に家族が反対している』
 『医者に、どの治療法が良いか、と聞かれたが決められない』
 『そもそも西洋医学だけで良いのか、と思っている』
 『突然のことでパニックになり、どうしたら良いかわからない』

 以上の事例を紹介し、患者になると何に不安や悩みを持つのか説明する。

11:00-11:30 意思決定支援の価値と具体的な流れ

 意思決定支援の具体的な流れと実例紹介

11:30-12:30 昼食

12:30-14:30 ロールプレイ#1

 医療コーディネーターの事例を実際にロールプレイします

14:30-14:45 休憩

14:45-16:15 ロールプレイ#2

 医療コーディネーターの事例を実際にロールプレイします

16:15-16:30 振り返り


【講師】
岩本ゆり
医療コーディネーターの草分けとして2003年の開業以来、現在までに300件以上の相談を受けている。NPO法人楽患ねっと副理事長、楽患ナース株式会社取締役、日本看護協会広報委員、2007年フジサンケイ大和証券グループ女性起業家コンテスト優秀賞

患者・遺族数名
患者会関係者など多くの患者の代弁者となれる方々

岩本貴
NPO法人楽患ねっと理事長。医療コーディネーターが受けた600例以上の医療相談から整理・体系化したノウハウを伝えます。

【参加資格】
看護師およびケアに関わる人

【費用】
8,400円 (事前振込)

【場所】
東京都 北千住駅近辺を予定

【申込期限】
11月28日(土)
(人数の関係でお断りする場合がございます。早目のご連絡をお願い致します。)

【申し込み先】
info@rnurse.jp

下記内容を記入のうえお申し込みください。
1.氏名
2.住所
3.電話
4.職業
5.所属


【運営】NPO法人楽患ねっと
【事務局】楽患ナース株式会社

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昨日は雨もパラパラと降ったり止んだりのあいかわらずの天気でしたが、リレーフォーライフジャパン in さいたまは活気がありました^_^

テントを回っていると、何人か知り合いに会ってお話したり、がん患者会シャロームさんのテントでは、揃いの紫のネクタイを貸して頂き、仲間の一員として参加している気持ちが盛り上がりました。

リレーフォーライフは”がんを恐れない社会を目指す”の啓発という側面もあるのですが、今回のさいたまのイベントに参加してみて、肩ひじのはったものではなく、もう一つの目的である”地域社会全体でがんと闘うための連帯感を育む場”なのだなぁ、と実感しました。まるで地域のお祭りに参加しているようでした。

t.i

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点滴用パジャマ・肌着のお店「こあら」は、小児科、内科などの病棟勤務を20 年以上経験した看護師である安田さんのアイデアから生まれたお店です。

点滴やギブスをしていると、パジャマや下着の着替えには看護師のサポートが必要です。

例えば、点滴中にパジャマを着替えようと思うと、点滴チューブを点滴ポンプや三方活栓から外すなど、看護師の介助が必要となります。しかし、いくら慎重に作業をしても、接続部が他の物に触れて不潔になったり、チューブに空気が入ってしまう危険性を否定できません。また、看護師が多忙の時など、着替えたくても着替えられないのは、患者ご本人にはとても不快なことです。

こあらの製品は、こんな不満を解決するために生まれました。
製品の特徴はホームページに詳しく書かれています。

ナースであれば毎日ケアする着替えや保清。ゆったりと、患者さんと交流の時間を持ちながらケアすることができれば理想でしょう。しかし、世は看護師不足。理想ばかりを言ってはいられない現実があります。
そんな現実を悲観するだけではなく、看護師だからこそ持ち得た技術とアイデアで現状を快適にする安田さん。この活動をこれからも幅広く広げていって欲しいと願います。

安田さんのブログ こあらナースのブログ

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2009年9月4日、大手町にて「患者と作る医学の教科書」記者発表会が行われました。私も作成に関わった一人として参加させて頂きました。

本書の意義は、これまでの医学教科書が疾患を科学的に解説するものであったのに対し、「病気を持った患者さんと家族」を患者さんの生の声から学ぶ、という点にあります。

今後は、この教科書を使ってどのように教育し、プロフェッショナリズムをもった医療者を育てていくのかを考えていきたいという展望も語られました。

2010年2月28日 慶応大学医学部でこの教科書を使った実験講義が行われます。今後の動向にも注目して下さい。

TV(TBS)で紹介されました
http://www.youtube.com/watch?v=n36WWVjscFk

産経新聞で紹介されました