2008年1月アーカイブ

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「入院・通院&お見舞い いざというとき読む本」のご紹介です。

楽患ねっとの「いのちの授業」でご一緒していた内田スミスあゆみさんのご著書です。内田さんは講演での最後に常々「一般の方に、元気なうちに医療について考えて欲しい」とおっしゃっていました。この書籍は、そんなメッセージがぎゅっと詰まった一冊です。医療者が患者視点を知る意味でも有用な一冊だと思います。

内容紹介(主婦の友社HPより)
27歳の若さで脳腫瘍とくも膜下出血を併発し、大手術とリハビリを経験した著者が、自分の闘病生活を振り返って、患者本人、家族、見舞い客への具体的なアドバイスをまとめた本。たとえば「病院の夜はさまざまな音がするので耳栓を用意しておくとよい」「患者同士のうわさ話には要注意」「闘病日記をつけよう」などと、経験者にしかわからない有益な助言が満載。また、告知のあり方やセカンドオピニオン、民間療法などについても触れる。主な構成。第1章「通院」(病院の選び方、医師や病院との相性、病院へ行く前にしておきたいこと、など)、第2章「入院」(入院に必要なもの、入院生活の過ごし方、食事をおいしく食べる工夫、入院日記のすすめ、など)、第3章「喜ばれるお見舞い」(上手なお見舞いのヒント、お見舞いの手紙の書き方、など)、第4章「家族の役割」(見舞い客にどう接するか、患者の前で控えたい話題、など)、第5章「退院からのステップアップ」、第6章「医療への思い」。

下記は当事者である患者が医療に積極的に声を上げた成果だと思います。
読売新聞の記事(調査はQlife)を紹介します。

◆読売:患者は「最近の医療現場の向上」を評価、7割が「医師ともっと話したい」
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昨今は医療現場の実態というと、医療過誤や病院閉鎖などネガティブな面の報道が目に
つきますが、実際の患者一人ひとりの目線では、どう感じているのでしょうか?
6割超が「理解度や納得度」が最近5年間で向上したと答え、「低下」回答者は
ほぼゼロ!でした。さらに「医師のコミュニケーション」の向上を評価する人が
多く、「もっと医師と話をしたい」「その対価として追加料金も払う」患者も
少なくないことが分かりました。
リリース⇒http://www.qlife.jp/news/080121qlife_news.pdf

患者は、医師とのコミュニケーションにとても建設的になっているようです。

患者さんのためのおしゃれショップ開店の動きはここ数年活発です。
私たち楽患ねっとを立ち上げた2000年当時、こんなお店が欲しい!というアイデアを語り合っていたことを思い出します。5年も経って、状況は大きく良い方向に変化しています。時代の流れを感じます。

 人工乳房やストーマパウチを色々試して購入できるショップが六本木に登場
-- 在宅療養するがん患者の強い味方 --

 ショップ内に設けられたメディカルフィッティングコーナーは仕切られた個室となっており、人工乳房や弾性ストッキング、ストーマ(人工肛門)用パウチなどをゆっくりと試着できる。同コーナーには経験豊富な看護師が常駐しており、専門のアドバイスも受けられる。

 昨年12月、福祉用具のレンタルや販売を主に手掛けるフランスベッドメディカルサービスが東京の六本木に開設した「健康・睡眠・メディカルショップ」が、その店だ。

*続きはこちらでお読みいただけます。

*他にも推薦は2004年から乳がん患者さんが起業しているサービスショップ「がん患者サービスステーションTODAY!」です。ここは通販もやってます。こちらもご参考までに。

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患者が納得のいく治療や療養方針を選択するため、当該プロセスをふむことを楽患ねっとは推奨しています。そして、必要に応じて1人の医療コーディネーターが全プロセスを支援します。

気持ちが動揺しているときには医師の説明が頭に入らないことは往々にしてあります。また、診察のたびに細切れに医師と話し合いをしますので、自分の病気について全体像を考える機会は意外とないものです。まずは落ち着いた環境で今一度医師の診断や病気の説明を振り返ります。

次にこの病気が生活にどのように影響するのか他の患者の事例を交えてお伝えします。その上で今後ご自身が病気を患うものとしてどのように生きていくのかをふまえながら、治療や療養に関しての希望を纏めていきます。その際の治療や療養に関する選択肢は、一般に公開されているものや医療機関に問い合わせた情報、他の患者の事例などを交え、分かりやすくお伝えします。

最後にご本人の希望を医師に伝え、実際の治療・療養を実行するわけですが、その際に医師の説明をわかりやすく伝える、ご本人の思いをもれなく医師に伝える、といったコミュニケーションの支援を、診察やセカンドオピニオンの場に同席することで行います。

そして全てのプロセスを通じて大切なことがあります。それは、冷静に現実を頭で考えて行動を決定するのではなく、ご自身の内面にある不安や悩み、怒りなど気持ち(本音)に向き合うことです。正しいと思う選択をしても、その選択に気持ちが追い付いていかなければ立ち止まる時がやってきます。自身の選択に気持ちも納得できるか、ということを考えることはとても大切なプロセスです。時に気持の納得には時間がかかることもあります。御自身の思いを表出し、頭も気持ちも納得できるよう支援します。

患者や家族の治療や療養選択に関する意思決定を支援するサービスです。NPO法人楽患ねっと認定医療コーディネーターが自分らしく納得のいく意思決定を支援します。

医療コーディネーターによる無料対面相談(予約制・お1人30分まで)があります。お気軽に電話もしくはメール連絡下さい。

電話:
03-3840-1800

予約電話受付時間:
午前10:00-午後9:00
月~土 祝祭日を除く

メール:
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日時:
毎月一回。土曜日 10:00-10:30
※日程の詳細はこちらを参照して下さい。

場所:
東京都北千住駅近辺 ほか
※場所の詳細は電話・メールにて

一般的な健康相談やメンタルヘルス相談は対応しておりません。ご参考までに、保健所やご加入の健康保険、生命保険、各種クレジットカードに無料相談が付帯されている場合があることをお伝えします。

※ご参考までに、がんに関しては医師による無料の電話および面談サービスがあります。日本対がん協会のがん無料相談

※ご自宅などへの訪問面談サービスは楽患ナースが提供しています。こちらは有料です。