現在、東京都立保健科学大学大学院博士後期課程に在籍。その傍ら、東京都神経科学総合研究所 難病ケア看護研究部門 非常勤研究員でもあります。また、今年生まれたばかりの一児の母でもあります。
2006年9月アーカイブ
勇美記念財団 2005(平成17)年度助成を頂き、桜井隆医師を中心に、「在宅ホスピス・緩和ケアを活用するために必要な基礎的情報をまとめた冊子の作成(PDF)」を行いました。
タイトルは、「あなたの家にかえろう」です。
構想から2年がかりでやっと出来上がった冊子です。イラストがとにかく素敵な冊子で、側においておくだけで癒されます。この冊子は、作成者が医療者だけではなく、御自宅で奥様を看取った御遺族、ホスピスの研究者など多職種が関わって作られたことに特徴があります。私も参画しました。イラストはホスピスで旦那さんを亡くされた御遺族の方が書かれています。
冊子が完成し、これからはいかにPRするかという段階に入ってきました。一人でも多く必要としている方のお手元に届くことを期待しています。
在宅ホスピスが市民の理解を得るためには、いろいろな角度からの情報提供が必要だと思います。その一助になれればと思っています。皆様の冊子をみた感想も御知らせ頂ければ幸いです。
冊子が欲しい方は、以下の申し込み方法でお申し込み下さい。
*申し込み方法が少し変わりました。御確認下さい。
1.講座の目的
病が必ずしも治らず、病と共に生きる医療へシフトしています。そして、医療事故や医療費の上昇など、医療を取り囲む社会情勢は厳しくなってきました。患者の期待は“ただ治せば良い”から変化しています。こうした中、たくさんの医療従事者は「患者本位の医療を実現しよう」と思っていることでしょう。
それでは一体『患者本位』とは何なのでしょうか。患者は何を求めており、医療者は何に応えれば、患者本位となるのでしょうか。患者本位の医療の実践者となるために何が必要かを考え、同じ思いを持つもの同士のネットワークを広めていきましょう。
研修を通じて『患者本位の医療の実践者』をできる限り多く輩出することを目指しています。
2.カリキュラム
カリキュラムは実践的なノウハウの提供および参加者の体験型学習を柱としています。
日程はこちらをご覧下さい。
各科目の内容はこちらをご覧下さい。
3.募集要項
対 象 者: 患者ケアに関る医療従事者
募集人数: 30名 定員になり次第、募集を締め切ります。
募集期間: 2006年9月15日まで
受 講 料: 25,000円(消費税込み)
支払方法: 銀行振り込み(一括払い)
※振込先のご案内は受講確定後、メールにてお送りさせていただきます。
申込方法: info@rakkan.net まで下記内容を送付。
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、資格(看護師など)
開催日・場所
2006年8月20日(日)、東京
参加者
12名(相談員、看護師、助産師、医療コーディネーター、ジャーナリスト、臨床心理士、コンサルタントなど)
目的
*「こえのあしあと-電話相談員のひとりごと-」という広野さんのブログの中の「あてのない旅」を下敷きに、電話相談とは、相談するということ、相談者の役割について考える
ケース
*精神疾患をもつ女性Aさんからの電話相談。広野さんは医療者ではないため、電話
相談では、ごく普通の隣人として接している。精神疾患を抱えた人のところに、実は
普通の人にとっての問題が一番早く表れると考えている。
*広野さんの投げかけ
「電話相談を受けていて、Aさんの不安を分かってあげることはできるのか?分かっ
ているとは自負しているけれど、それをどう表現したら相手に伝えられるのか?」