いのちの授業‐体験者から学ぶ  (岩本ゆり)

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e2d5d206.jpg6月23日(金)19:00?20:30 昨年に引き続き、上智大学公開講座の一つで、上智大学文学部教授の長島正先生と上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン先生がコーディネーターを務められている 「死への準備教育 ‐ホスピス・ボランティアとは‐」の講座にて『いのちの授業―体験者から学ぶ』を行いました。

この講座は、5年前の2000年に私も受講した講座で、ここでの出会いがその後の楽患ねっとを作るきっかけになった思い出の講座です。
講義では、前半は私が楽患ねっとについて説明し、その後「いのちの授業」の実演を胃がん体験者の方が行いました。この方は、ナースであり、また胃がんの患者さん本人でもあります。昨年は、御遺族の方からの体験を語って頂きましたが、今年は、医療を受ける側と提供する側、両方の御経験をお持ちの方からの授業となりました。

講義の内容は、御自身が医療を提供する側にいた時、患者さんから教わったこと、自分が胃がんとアトピーを患ったときに家族や夫から教わったことの2点を軸にお話をして下さいました。
たくさんの出会いと愛情が、今の彼女に「生きるとは何か」を教えてくれたこと、彼女の「生きる」を支えてくれている言葉との出会いなど、非常にリアルに、でも理路整然と語って下さいました。
愛情を持った一言が、人の気持ちを変える力を持っていること、そして、医療者も家族も、その言葉を持つ力があることを教えてくれた講義でした。2つの違う立場を経験したからこそ伝えて下さる言葉に重みがあったと感じます。

講義の後は、30分ほど会場の方々と質疑応答を行いました。ご自分の悩みを抱えている方、体験者としての思いを病院で役に立てて欲しいと願っている方、医療関係者など、さまざまな立場の方たちがお話してくださいました。
授業を通して、思いを持った方々がお互いを知り、横につながっていくこと。そして、そのつながりが、新しいものをつくりあげ、医療を良くする力の一翼になるお手伝いになれたらと思っています。

ミーハーなところでは、デーケン先生からの感想を頂くことができたこともモチベーションアップにつながりました。先生は、懇親会にも参加して下さいました。「何も でけん のデーケン」先生、いつもご縁を作って下さって本当に感謝しています。楽患ねっとも、人と人との架け橋になりたいと思っています。

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