看護師の免許更新制 (岩本ゆり)

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日看協

看護師の免許更新制を検討 医療の安全と人材確保狙う(2005/06/20神戸新聞)
という記事が出ました。医師免許の更新制については、訴訟が度重なるたびに取り上げられてきましたが、ついに看護師も更新制度の検討に入ったようです。

アメリカでは、当たり前の免許更新制度、皆さんはどう思われるでしょうか?私は、更新制度大賛成です。むしろ、なぜこれまで行われてこなかったのかが不思議。実技についてもきちんと試験を行い、必要な最新知識を学習できる場を設ける必要があると思います。

医療のように日進月歩の世界が、更新制度という制度ではなく、個人の努力で知識や技術を更新させようなんて無理な話。大体、交代制で忙しい職場で勉強しようという意欲を持つこと自体が難しく、最新の知識をどこから手に入れれば良いのか、そうしたリサーチをすること自体が難しい現状です。

それでも、ナースは向上心が強い人が多く、ベテランになればなるほど、勉強したいという意欲を持つ方も多いのです。しかし、多くの病院では、ベテランが休みたい日付を希望することが出来ない、という現状があります。これは、勤務者に若手が多く、ベテランになればなるほど、若手の指導をする必要があり、自分の希望では休みが取れなくなってくるいうジレンマのためです。これでは、勉強する時間もありません。

ぜひ、免許の更新を検討する際には、そのために勉強する時間、そしてリフレッシュして新しい知識を得ることが出来る制度も同時に立ち上げて欲しいものです。そうでなければ、更新を契機に、疲れたベテランナースが辞めていく。。。という悲劇を生むかもしれません。

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記事全文

2005/06/20 20:48 神戸新聞
看護師の免許更新制を検討 医療の安全と人材確保狙う

 看護師による医療事故が相次ぐ中、厚生労働省は20日、看護師や保健師ら看護職員について免許の更新制の検討を始めることを決めた。

 実施されれば医療職では初めて。医療の安全のほか、人材確保の点からも効果が期待できそうで、厚労省医政局は「来年度の法改正での導入は困難な状況だが、将来の課題の一つとして諸外国の事例も参考にしながら取り組む」としている。

 医師免許の更新制は、政府の規制改革・民間開放推進会議などで議論されている。

 看護職員の免許更新制は20日、安全な医療を目指し看護職員の資格の在り方を議論する厚労省検討会の中間とりまとめ案骨子で示された。

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