患者の声を医療に生かす 終了して (岩本ゆり)

| コメント(0)

e4d76f2f.jpg国際医療福祉大学大学院乃木坂スクールにて、『患者の声を医療に生かす』
講座第5回目が5月19日(木)に終了しました。

タイトルは、『医療者教育と患者団体』ということで、

患者団体代表として
全国膠原病友の会 滋賀支部長 森幸子さん
小さないのち 坂下裕子さん

のお二人がお話されました。

まずも森さんは、全国膠原病友の会関西ブロックが始めた『患者が教壇に立つ活動』を説明されました。この活動は、1979年(昭和54年)から始まり、今年で23年になるそうです。その間、32人の患者が講師として教団に立っています。看護学校の授業や文化祭、保健所や時には医学生を対象に体験を語っているそうです。語る際に大変なこと、そしてそれを超えても語る意味があるのはなぜか?聞き手から何をもらうのか、そんなことを臨場感豊かに語って下さいました。

また、坂下さんの会では、まだまだ話しての育成はこれからだということで、坂下さんが実際に行っている講義内容も一部を紹介して下さいました。
豊富な写真とたくさんのご両親の子どもへの、そしていのちへの思いを紹介され、目の前の患者さんの背景には何があり、いのちとは何かを考えることが出来ました。心を揺さぶられる、というのはこのようなことを指すのだと思いました。

医療者教育については、楽患ねっとが先日行ったシンポジウムの感想を基に、
・なぜ患者さんの声を聞かなくてはいけないのか
・こうした教育を行うことでどのような効果があるのか
・今後の課題

について述べました。

皆さんが述べられていましたように、このような活動の必要性は高まりつつありますが、まだ方法は未確定です。

話し手である患者さんと聞き手である医療系学生や医療者両者が、同じ視線で、同じ立場で話をする土壌をどう作っていくのか、そして話し手である患者さんをどう探し、継続的なフォローをしていくのか、これから考えていく課題も多く残されていることを確認した会でした。
と同時に、多くの方が患者さんの声に耳を傾けることを当然と受け止め、継続していくための力強さも頂いた会でもありました。
これからは楽患ねっとでも、着実に歩を進めていきたいと思っています。

コメントする