2005年3月アーカイブ

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技術ない医師「トレーニングのため手術」 東京医大調査という記事が出ました。

外部の専門家でつくる調査委員会が立ち上がった当初は、委員長が病院長と親しいのではないか?とか、患者代表が委員のメンバーに含まれていないのでは、かた手落ちではないのか?(直前に女子医大の医療事故調査委員会に遺族代表が2名参加し、ある程度の成果を収めていたため)とも懸念されましたが、委員会の調査結果は、病院にとって厳しいものになりました。

この結果を受けて、今後病院がどういった対応にでるのか、委員会がどこまで事故のその後に目を向けるのかにも注意していきたいと思います。

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少し古いニュースなのですが、、、

直腸がんのため手術で直腸を摘出した患者さんに朗報です。『お尻に肛門を再建 自然な排便が可能に』

これまで、直腸がん患者さんが手術を受ける際の最も重要な関心事は、手術で肛門が残せるか否かということでした。やはり、自然な方法で排便がしたい、ストマを造ることは避けたいという気持ちから、がんの再発と肛門の残存を秤に掛けてきました。医療者も、肛門を残すことが出来る手術方法を長い間探ってきたのです。

そんな中、肛門を残すことではなく、肛門を人工的に作るという画期的な方法が生まれました。そして、実際に手術を受けた方達が、

>満足度は個人差が大きいが、8割の人が「新しい肛門にして良かった」と答え「後悔している」という人はほとんどいないという。

ということです。これは是非、検討してみる価値のある情報だと思います。

Japan Wellness (岩本ゆり)

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JW
日本にNPO法人 ジャパン・ウェルネス が設立したのは2001年。1982年に創設した米国の The Wellness Community の協力を得て、がん患者と家族に対する精神・心理的支援を行うことを目的に設立しました。アメリカでは、全米20カ所でがん患者と家族に対する支援活動を行っているそうで、「アクティブな(能動的・主体的に活動する)患者」をコンセプトにしています。

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Women's Wellness Ginza Clinicを見学させて頂きました。

このクリニックは、昨年12月に開院したばかり。待合室は緑が多く、広い窓に籐製のソファが並びアロマが香るリラックスしたムードです。診察室は5部屋、アロマテラピー&鍼用ベッドが5つあります。また、一部屋がライブラリとなっており、応接室の役目も果たしています。このクリニック、医師・看護師・検査技師・医療事務・コンシェルジェ・アロマセラピストもスタッフは全員女性。そして、患者さんも女性です。そこで、待合室に男性がいると患者さんが驚くことを避けるため、患者さんに付き添ってきた男性は待合室ではなくライブラリに案内されるそうです。ここまで女性の視点で気遣えるというのは素晴らしいと思いました。

女性医療ネットワーク3月20日(日) 10:00?17:00 持田製薬株式会社2階 ルークホールにて 女性医療ネットワーク第6回勉強会「よりよい医療のためのコミュニケーションスキル」が開かれ、途中用事で失礼しながらも、最後まで出席しました。

内容は、
・これだけは知っておきたい医療コミュニケーションスキル
「メディカル・サポート・コーチング入門」
            講師 奥田弘美 (桜ヶ丘記念病院 精神科)
・患者の心をすばやくつかむ診療スキル
「プロセスコミュニケーションモデルとは」
            講師 吉野一枝 (よしの女性診療所 院長)
・医学生向け公開講座
「頑張れ医療分野の女性たち ―本音で語る女性医師からのメッセージ―」

と盛りだくさんでした。

シンポ
今回のシンポジウム、パネルディスカッションのテーマは
「なぜ今、患者の声を聞く事が求められるのか?」でした。
そのためパネラーの患者さん達は、ご自分の体験、そこから感じたこと(快・不快も含めて)、そして自分の経験から学んだことを話して下さいました。この中には、現状の医療に対する課題も提示されました。その課題から次への提言もありました。

良かったこと、悪かったことも含めて、自分の経験の一つ一つを伝えていくこと、更に、自分だけの経験ではなく、より多くの仲間の経験を集めて、伝えていくことで、自分たちも変わり、相手にも現状を認識してもらい、互いに現状の医療を良くしようとするにはどうしたら良いのか、というきっかけを作っていこう、そのためには、今、患者さんが何を考えているのかを医療者は知る必要があり、また医療者の現状を患者側も知る必要がある。そういった答えが導かれていたように思います。