医療事故や薬害被害者、医師らに特別講義 (岩本ゆり)

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くすり医療事故や薬害被害者が体験語り、再発防止を訴え(10/7 日経新聞)
悲劇を二度と繰り返さないために――。そんな願いから、医療事故や薬害の被害者が自らの体験を医療従事者に語り、再発防止を呼び掛けている。医療事故の三遺族が都内の病院で医師らを前にシンポジウムを開催。薬害被害者の団体も医学生らを対象に特別講義を開き、再発防止に向けた医療者の意識改革に取り組んでいる。

記事によると、文部科学省が8月にまとめた調査で薬害被害者が体験談を語る特別講義を実施するか、実施を検討中の大学医学部や薬学部、歯学部が全体の4割を超えている。調査は国公私立大の医、歯、薬学合わせて283学部・学科を対象に実施。医学科では今年度、東大や山口大、九州大など13学部・学科が導入しているほか、歯学、看護学、薬学の各学部・学科も合わせると26学部・学科が薬害被害者の体験を聞く講義を実施していた。

その中の一つ、「医療過誤原告の会」会長、久能恒子さんは、自らが医師であり、そして娘さんを医療事故で亡くされ、医療裁判を起こして10年もの年月、戦った方です。そして、現在は自らが末期がんに罹っています。今年の7月、九州大学医学部の医療苦情・事故対応のための実践講座でご自分の体験を語られました。授業では、ご自分も医療裁判に被告となった経験があること、医師が医師を訴えるということ、そして今の医療に欠けていると感じることなどなど、、、を語られました。

今まで虐げられ、弱者とされてきた人達が、今、声をあげ始めています。語る立場の方達の勇気に感謝するとともに、そのサポートが出来ることに感謝しています。彼等の話に胸を打たれ、自らを振り返らない医療者がいたら、その人は医療者としてなぜこの場にいるのか、自分は医療者として必要な資質を備えているのかを自らに問い直す必要があるのではないでしょうか。

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