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イギリス病院事情(岩本ゆり)

4a04df3a.jpgDahramというイギリスの町に友人を訪ねて行きました。1歳になる娘さんの健診があるというので、病院に付いて行くことに。
アメリカでも南米でもタイでも、病院見学をしている私ですが、実際に診察を受ける場に同席するのは初めてでした。
写真は、小児科の待合室。カラフルで広くて、おもちゃがこれでもかってぐらいあって、そして極め付けは、他の患者さんがいない!

外来へ行って5分もしないうちに呼ばれ、30分近くかけて診察をし、すぐに検査へ。検査も、総合病院の検査室なのに、15分ほど待ってすぐに終了。また外来へトンボ帰りして、待つ間もなくすぐ診察。そして終われば会計もなく帰宅。びっくりするほど、あっけない流れでした。ちなみに、イギリスは小児の医療費はほぼ無料ですので、(何でも小学生ぐらいまで)診察が終わっても、会計はないのです。

素敵な待合室のおもちゃに、子供は心奪われる間もなく診察でした。でも、心配ご無用。診察室の中にもおもちゃはたくさんありました。両親が診察結果の説明を医師から受けている間、子供はひとり遊びをしていました。子供の泣き声ではなく、おもちゃの音が響き渡る中で医師から説明を受ける小児科外来って、何だか微笑ましく、素敵でした。

なぜ、病院の受診者が少ないのか?答えは、
1.ホームドクター制が完備されていて、信頼が厚いため、大きな病院には、紹介があった人や、健診、精密検査が必要な場合しか利用しない。
2.国民の税金である医療費の無駄遣いはできるだけしない、という堅実なお国柄がある。病院に行くのは、本当に必要な時だけ。病院が社交場という感覚は皆無のようです。

他にも、いろいろとあるのでしょうが、国の制度改革と共に、我々の意識改革も必要であるという両面を示されたように思いました。
「ゆりかごから墓場まで」のイギリスでした。

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2004年06月13日 21:29に投稿されたエントリーのページです。

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