「患者中心から患者がリードする医療へ」製薬協後押し (岩本貴)

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「患者中心から患者がリードする医療へ」製薬協後押し

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医療の複雑化は、医師任せを許容しない。セルフメディケーションが進むとカルテは患者が管理するものになるのだろう、と思う。医師は所見、検査などを担当し、予防、メンタルケア、リハビリ、などなど、を患者が主体となり管理、といった具合に。

【記事全文】
「患者中心から患者がリードする医療へ」製薬協後押し 薬事日報 2004/06/04 12:30

慢性疾患に苦しむ患者が、医師らの支援を受けながら自分で検査値の目標などを立てるなどして自己管理を地域の患者同士で行う取り組みを、日本製薬工業協会は今年度から、国内の患者会に対し普及・支援していくことになった。支援するのは「セルフマネジメント」と呼ばれる取り組みで、それに詳しく、日米での看護師経験がある近藤房恵さん(サミュエルメリット大学看護学部助教授=カリフォルニア州)は、「患者中心の医療」から「患者がリードする保健医療」に変える可能性があると指摘する。

 製薬協によると、セルフマネジメントは米国の医療機関や海外10カ国以上で導入され、英国ではNHSが国民健康政策の一つとして取り入れられている。製薬協は2月、近藤助教授、患者会とともに米国で視察してきた。

 近藤助教授が3日、都内で開かれた製薬協のセミナーで説明したところによると、セルフマネジメントは患者の積極的な予防、治療への参画を支援するプログラム。医師ら医療従事者、保健関係者の支援を受けながら、患者自らが検査値などの目標を設定したり、それを改善するアクションプランを作成したり、フォローアップをしたりする。

 この取り組みで有名な米国スタンフォード大学のプログラムでは、10人程度のグループで毎週2時間半を6週間、トレーニングを受けた患者がリーダーになって指導を行う。服薬管理など治療や対症療法のほか、疾病を患うことに伴う患者の精神的な悩みや、人間関係の変化、生活の変化に伴う不安に対処できる技術を身につけ、アクションプランに基づいて実践していくのだという。「慢性疾患ケアの一環」で、サービスは医療だけでなく、保健サービスも利用するのが特徴だ。

 近藤助教授は、成功のカギは「自らの病気に対する知識を増やし、自分が望むことをはっきり知り、伝え、自らの決定に責任を持てるようにすることだ」と指摘している。

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