患者会めぐり#8 タートルの会 (岩本ゆり)

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タートルの会(中途視覚障害者の復職を考える会)を訪問し、篠島永一所長にお話を聞きました。この会は、日本盲人職能開発センター内にあり、両会は互いに緩やかな連携を取っていると言うことでした。早くも来年には10周年を迎えます。

この会の特徴は:

・対象となる人・疾患は、糖尿病、緑内障、網膜色素変性症、ベーチェット病、加齢性黄班変性症など幅広く、中途失明者で、見えなくても普通に生活して職業的に自立したいという思いがある人。

・職業の継続を支援することです。
患者さんの一番と言っても良いほど大きい関心事の一つに、社会復帰や復職するにはどうしたら良いのか。があります。この問題は、患者会でも一番の関心事であると同時に、一番手が付けにくい問題でもあります。あえて会の目的をそこにフォーカスしたというのは、珍しい事だと思います。

・インターネットでの活動と、交流会や初期相談などのオフラインでの活動の両輪が充実している。
ネット上で会報も読めるようになっており、500人以上いる会員への特別なサービスといえる物はない。会員は、メリットを求めるというより、これから同じ病気を患う仲間へ自分の体験を役立てたいという思いで参加しています。

・今後、眼科医との連携を考えている
診断書の書き方一つで復職の道が閉ざされてしまうことも実際にはありえます。まずは、一番身近なパートナーである眼科医に、光を失っていてもここまで働けると言う事実を知ってもらい、復職への道を広げていって欲しいという思いがあるそうです。

リストラの嵐が吹き荒れる中、形だけではなく本音で「障害者の雇用が企業のイメージアップにつながる社会」になって欲しいという言葉に、世間の厳しさと無理解を感じました。しかしその一方で、努力する企業の顔をクローズアップし、差別化を図っていく努力も患者会という組織の側には必要だと感じました。

復職への体験談をまとめた「中途失明II ?陽はまた昇る? 」は、実体験を患者に伝え、なおかつ勇気も与えてくれる本です。ぜひどうぞ。
http://www.daikatsuji.co.jp/books2/Books80.html

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