「がんの社会学」に関する合同研究班会議参加 (岩本ゆり)

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厚生労働省「がんの社会学」研究班は今年度、53医療機関及び15患者会・患者支援団体を通じて7,885人の患者にアンケート調査を行ないました。がん体験者の悩みについて、これだけ大規模な実態調査ははじめてのことでした。本日は、この「がんと向き合った7,885人の声(がんの悩みデータベース)」の中間報告がありました。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/renai/20040220sr11.htm
楽患ねっとは、この調査の班長協力者の一員です。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li290101.htm

この研究の目的は、第一に在宅にいるがんサバイバーの実態を医療関係者に知らせ、相互理解を進めること。第2は、具体的ながん体験者の支援ツールを探る事です。
今回の研究ではたくさんの発見と、患者側から見れば当たり前の事実が数値として現れていて、とても参考になるものでした。その中でも一番の注目は、「がん患者の悩みや負担を軽減するために必要な対応策・支援策・支援ツールは何か」という質問の答えが「医師・看護師との関係性の改善」というものでした。ではどうやって改善するのか、その具体策を持たない限り、日本の医療は前に進む事が難しいと考えます。その答えの一つに医療コーディネーターはなり得るでしょう。しかし、関係性が改善されればそれで問題は解決される訳ではありません。医療関係者に求めるだけではなく、他にも今ある社会資源で利用できるものはあるはずです。その答えは他のアンケート結果や、患者会の方々の意見から見えてきていました。
この研究の最終結果は今年5月を予定しています。結果を元に様々なQ&A集も作られる予定です。せっかくの研究を、患者側も目一杯活用していきたいですね。

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